FMEデータ処理例 | プラグマティカ

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プラグマティカ

当社が手がけたFMEソリューションにおけるデータ処理フローの一部を一般化したものを紹介します(注1)。

FMEで構築・実行するデータ処理フローは、数個のトランスフォーマー(注2)によるシンプルなものから、ここで紹介するような処理をさらに多数組み合わせたものまで、要求に応じて規模も複雑さもさまざまです。ほとんどの処理は既存のトランスフォーマーの組み合わせによって実現可能ですが、それだけでは機能が不足したり極端に効率が悪くなったりするなどの場合には、部分的にPythonスクリプトによるプロセスを組み込んで補うこともあります。

「このような処理は実現可能か?」というご質問もメールでお寄せください。

注1) 実際のソリューションにはクライアントの秘匿事項が含まれるため、処理前 / 後イメージは架空、またはウェブ上で公開されていて自由に使用できるデータに基づいて作成しました。

注2) トランスフォーマーとは、FMEが備えている定義済みのデータ変換機能モジュール(部品のようなもの)で、それらを組み合わせて一連のデータ処理フローを構築することができます。


概要 処理前イメージ 処理後イメージ
ライン近傍ポイントの抽出と最短距離計算
March 2013, FME 2013 SP1 (Build 13448 - WIN32)
ラインから一定距離以内にあるポイントを抽出し、抽出したポイントとラインの間の最短距離を求める。
主なトランスフォーマー:
NeighborFinder, 2DPointReplacer, PointConnector
* ポイント抽出と最短距離計算はNeighborFinderのみで可能。他のトランスフォーマーはポイントとラインの間の最短区間を示す線分の作成用。

ライン近傍ポイントの抽出と最短距離計算 処理前 ライン近傍ポイントの抽出と最短距離計算 処理後
ティーセン法による任意の領域の平均値推計
March 2013, FME 2013 SP1 (Build 13448 - WIN32)
不規則に分布する観測地点の座標と観測値が記述されたテーブルに基づき、観測地点を母点とするボロノイ領域を作成してポリゴンをボロノイ辺で分割。分割後のポリゴン片が属するボロノイ領域母点の観測値をそのポリゴン片の代表値とみなし、その面積加重平均を元のポリゴンの平均値(推計)とする。
主なトランスフォーマー:
3DPointReplacer, VoronoiDiagrammer, Clipper, Aggregator

ティーセン法による任意の領域の平均値推計 処理前 ティーセン法による任意の領域の平均値推計 処理後
ラインの等間隔分割ポイント作成
March 2013, FME 2013 SP1 (Build 13448 - WIN32)
ラインを一定の間隔で分割するポイントを作成する。
主なトランスフォーマー:
LengthCalculator, Snipper, ExpressionEvaluator, Tester,
PythonCaller
* カスタムトランスフォーマーのLoop機能を使用。
* この例ではPythonスクリプトを使用したが、既存のトランスフォーマーだけでも同じ処理は実装できる。

ラインの等間隔分割ポイント作成 処理前 ラインの等間隔分割ポイント作成 処理後
ドーナッツ(穴のあるポリゴン)の分割
March 2013, FME 2013 SP1 (Build 13448 - WIN32)
複数の穴のあるポリゴンを穴と穴の間で分割し、穴を1個ずつ持つポリゴンに変換する。
主なトランスフォーマー:
DonutHoleExtractor, DonutBuilder, Bufferer, Clipper,
CenterLineReplacer, LineOnLineOverlayer, AreaBuilder

ドーナッツ(穴のあるポリゴン)の分割 処理前 ドーナッツ(穴のあるポリゴン)の分割 処理後
メッシュコード(テキスト)に基づくメッシュポリゴンの作成
March 2013, FME 2013 SP1 (Build 13448 - WIN32)
テキストファイルに記述されたメッシュコードと属性に基づいてメッシュポリゴンを作成する。
主なトランスフォーマー:
StringSearcher, AttributeCreator, 2DPointAdder,
BoundingBoxReplacer, Scaler
* イメージは e-Stat(政府統計の総合窓口)よりダウンロードした「平成22年国勢調査−世界測地系(国勢調査−世界測地系1kmメッシュ)男女別人口総数及び世帯総数」(1次メッシュコード5339)テキストファイルに基づいて作成し、人口総数によって色分けした。

メッシュコード(テキスト)に基づくメッシュポリゴンの作成 処理前 メッシュコード(テキスト)に基づくメッシュポリゴンの作成 処理後